トップ › あさchyoの虫小話

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ランカウイ島に蝶を追う

2012.7.10 更新

 2012年2月16日、午前8時45分熱帯の強い陽差しに迎えられ、マレーシアのランカウイ島に到着した。空港を出ると、あごに髭をたくわえ、真っ黒に日焼けしたTさんがにこやかに出迎えてくれた。福岡在住のTさんは、ご夫婦で毎年ランカウイ島に2~3ヶ月滞在されており,今年も正月明けから来ておられるという。  Tさんご夫婦の滞在しているゴテージ風のホテルで休息し、昼飯後 ...続きを読む >>

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「虹」は虫の仲間

2010.3.4 更新

 「虹という字に何故ムシヘンが付いているのか、考えたことがありますか。」改めて調べてみると、古代中国では「ニジ」を虫の1つと考えたらしい。虫という字は狭義にはいわゆる6本足の昆虫類を指すが、広義には蛇や龍など長い動物をはじめとして蜘蛛、蟹、蛙、蛤、蛭、蛸、蝮など多くの昆虫以外の動物が含まれている。ちなみに虫偏の付く漢字は「大漢和辭典(諸橋轍次)」による ...続きを読む >>

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孫のお宮参りに飛来したツマグロヒョウモン

2010.3.4 更新

 2005年4月17日、初孫源斗(げんと)君のお宮参りに鎌倉の鶴岡八幡宮に行った。当日はくもりで肌寒く蝶の姿は見られなかったが、参拝の後、境内の参道で写真を撮っていると、足元に小型のツマグロヒョウモンの雌が飛来してきた。網は持っていなかったが、これも神様の思し召しと手で採集し、源斗くんが蝶好きな子供に育つてくれることを念じつつ、標本にして写真のような記念 ...続きを読む >>

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史書「吾妻鏡」と昆虫

2010.3.4 更新

 「黄蝶飛行自由比浦至干鶴岡宮并右大将軍家法花堂群亘云々」これは、鎌倉幕府が編纂した史書「吾妻鏡」の宝冶2年(1248年)9月7日の項に記載されているもので「黄色い蝶が由比ヶ浜から鶴岡八幡宮や法花堂の方向に群れ飛んできた」という記録である。12日後の同年9月19日には「幅三許段」余り(幅3m、長さ33m)の黄蝶の群れが「三浦三崎の方より名越のあたりに出てくる」と記さ ...続きを読む >>

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鎌倉のアカボシゴマダラ

2010.3.4 更新

 2001年初秋(9月17日)、鎌倉市手広の市民農園で作業中、見慣れない蝶が優雅に滑空していた。常時用意している捕虫網を車から取り出し、悪戦苦闘しながら追い回して、ようやく捕らえる事が出来た。全体が黒白の紋だが、後翅に鮮やかな赤紋がある中型の蝶で、すぐにタテハチョウ科のアカボシゴマダラとわかった。この蝶は日本では奄美大島とその周辺の島のみにしか見られない ...続きを読む >>

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アブラムシのふしぎ

2010.3.4 更新

 50数年前の大学の農場で、当時応用昆虫学教室の助手であった恩師田中正先生が、ナタネの花穂に群がって寄生している白い粉を覆った虫(ダイコンアブラムシ)を掲げ、「君たちこの虫を見て研究心が湧かないかね」語った。これが私とアブラムシとの最初の出会いであった。  「アブラムシ」と聞くと、家庭内で嫌われているゴキブリも「油虫」と呼ばれ、この方が一般的に知ら ...続きを読む >>

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昆虫学を支える「虫屋」

2010.3.4 更新

 過日、福岡市の地元出版社の小さなギャラリーで、T氏の蝶のコレクション展が開かれた。小さな会場のため標本箱50個の展示であったが、長年に渡って手塩に掛けた「飛ぶ宝石」のような蝶が地域別、体系別に並べられ、見る人々の目を見晴らせた。また、夜に行われたT氏を囲んでのミニ講演会には、海外の蝶にまつわる珍しい話や、いま研究中のクロツバメシジミの変異の話など、人柄 ...続きを読む >>

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ファーブル昆虫記とは

2010.3.4 更新

 日本では「フアーブル昆虫記」を知らない人はまずいない。今まで、数百種類の本が出版され、学校や公立のどこの図書館にも完訳本から幼児・児童向けまで多くの本が並んでおり、身近に手にすることができる。  なぜフアーブル昆虫記が日本で好まれるのか、多くの人が書いているが、次の3点に要約される。1つは単なる昆虫の行動の記載でなく「何の為に虫はこんな行動をと ...続きを読む >>

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かまくらちょう

2010.3.4 更新

 蝶のことを、戦前の教科書などでは「てふ」とカナが振られており、その語源は中国ー朝鮮からと言われている。蝶は東北地方のヒールから沖縄のハベルまで多くの方言があり、私の郷里の栃木ではベラッチョ、チョーマなどと呼ばれていた。  これらの方言と別に関東から中部地方の一部に、アゲハチョウ類を「かまくらちょう」と呼ぶことが古くから知られている。これについて ...続きを読む >>

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巨大昆虫標本箱とモンシロチョウの雌雄型

2010.3.3 更新

 平塚市の全農営農・技術センター農薬研究室のある建物の玄関に大きな昆虫標本箱が飾られている。高さ170㎝横130㎝で普通の標本箱10箱分あり、中にはモンシロチョウなどの蝶標本で「クミアイのうやく」の文字と系統マークが描かれている。  私が大学を出て初めて赴任したのが、平塚市の全購連農薬研究所であった。そこは神奈川農試原種分場跡地で4万4千平方米(2万2千坪) ...続きを読む >>

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50年前の1位論文

2010.3.3 更新

 大学を卒業して、就職先に行くまで1月間、ヒマな時期があった。そんな時に毎日新聞宇都宮支局が、デパートと小売店の共存共栄についての懸賞論文の募集をしていた。虫取りしか知らない22歳の青年が、専門知識も無いのに怖いもの知らずで一気に書き上げ応募したら、なんと1位になってしまい賞金5千円を頂いた。大卒の初任給が1万円くらいの時代で、5千円は今の10万円の価値が ...続きを読む >>

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ヒメシジミの前翅開張と発生地の標高

2010.3.3 更新

 定年後、蝶の採集を本格的に再会したが、定まった目的はなく、海外(東南アジア、ヨーロッパ)に行ったり、ベニヒカゲやヒメシジミを集めたりしていた。特にヒメシジミについては「ゆずりはクラブ」の記事を読んで、山形のアサヒ型にとりつかれ何度も通い、引いては全国のヒメシジミを集めるようになった。その中で産地の標高と個体(翅開張)の大きさに関連が見られたので報 ...続きを読む >>

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